経済入門 2010 5 9
経済の時代である。
いや経済学の時代である。
世界経済が、平和で平穏な時代は、経済学は、不要かもしれません。
そういう時代は、経済学は、退屈な学問となるでしょう。
しかし、今や激動の時代です。
数年前の世界同時バブルに始まって、世界同時不況、今は回復期。
そう思っていたら、EUでギリシャ問題が発生し、大騒ぎとなりました。
バブルも、いろいろ発生しました。
古典的な不動産バブルに、証券化バブルという新種のバブル、
変わったところで、対テロ戦争という「国防バブル」。
要するに、経済学の対象とする教材が、常に供給されていて、
退屈しないどこか、「100年に一度」の教材も提供される始末です。
だから、経済学が、最も、おもしろい時代を迎えていると言えるでしょう。
ところが、経済学の入門書というと、
たいてい、分厚い、字が小さい、
何回読んでも難解、その結果、退屈というのが相場でしょう。
そこで、よい本があります。
「すごくやさしい経済学」(リベラル社)
この本は、手帳を一回り大きくしたようなサイズで、
通勤のかばんに入れても、重くありません。
しかも、字は大きく、図解が豊富です。
経済学は分厚いという欠点を克服したような本です。
会計入門 2007 12 24
会計の入門書というと、
最近では、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」(光文社新書)が有名でしょう。
しかし、この本は、どちらかというと、
会計の入門書というよりも、会計的発想の入門書と言った方がよいでしょう。
人によっては、財務諸表(決算書)を勉強したいという方もいるでしょう。
財務諸表(決算書)の入門書、いや入門書では、まだ難しい。
入門の入門書がほしいという人もいるでしょう。
そこで、よい入門書があります。
書名 「会計」ってなに?
12歳からはじめる賢い大人になるためのビジネス・レッスン
著者 友岡 賛 税務経理協会
星の数ほどある入門書の中で、この本が最もわかりやすいと言えるでしょう。
字も大きく、行間も広く、絵も豊富で、図解もわかりやすく、
最後まで挫折することなく、会計を学べると思います。
また、この本は、親と子供で、一緒に会計を学べるように工夫された本です。
「お母さんと子供」、あるいは「お父さんと子供」で、
楽しみながら、会計を学べると思います。
本の帯(裏)には、このような注意書きがあります。
「使用上の注意
・対象年齢 12歳〜大人
・・・・・・・・・・・」
今は、幸せな時代だと思います。
私も若い頃、会計を学びました。
この時代は、わかりやすい入門書などという、
気の利いた本などありませんでした。
会計は、簿記から入門しました。
すぐに会計が嫌いになりました。
会計を簿記から勉強するということは、
富士山を一合目から登るようなものです。
一合目から登ったら、たいていの人が途中で挫折してしまいます。
普通、富士山は五合目から登るように、
会計も五合目から勉強してください。
普通の人は、五合目から山頂を目指してください。
そして、「一合目は、どうなっているのか」と、興味を持ったら、
簿記を勉強してください。